60周年記念セミナー 持続可能性の牽引と法治に関する新たな対話

理律法律事務所60周年記念セミナー 持続可能性の牽引と法治に関する新たな対話

当事務所は、創立60周年を記念し、2日間にわたる「持続可能な発展-法制から法治まで、そして善なる法制へ」セミナーを開催いたしました。政界、経済界、学界から多くのご来賓をお招きし、一堂に会する機会となりました。

開会式では元副総統の蕭萬長氏がご臨席の上、当事務所がこの60年間社会の法治および経済発展に貢献してきたことを評価されるご挨拶を賜りました。続いて、当事務所のシニアパートナーである陳長文弁護士が、「持続可能な道:人治から法制へ、そして法治を経て、善なる制度へ」と題した基調講演を行い、また総合テーマフォーラムの司会も務めました。同フォーラムでは、元行政院長の陳冲氏、元司法院副院長の蘇永欽氏、和碩聯合科技股份有限公司の董事長の童子賢氏、聯合報の執行董事の項國寧氏らと共に、分野を超えた深い対話が展開されました。

時代の課題に焦点を 知的財産、エネルギー、金融分野に渡る多角的な議

本セミナーでは紛争解決、知的財産権、エネルギー転換、金融イノベーション及びコーポレート・ガバナンス等の重要なテーマを網羅しました。
初日の最初のセッションでは、新世代の知的財産の戦略的配置及び管理について議論し、企業が先見的な戦略を法務及びガバナンスと結び付けて競争優位性を強化する方法を共有しました。同日午後のセッション「紛争解決と持続可能な発展」では、憲法、刑事、公法及び私法の観点から、法治がいかに社会の進歩を促進するかを分析しました。

二日目のセッション「エネルギー政策と持続可能な発展」では、エネルギー所轄官庁及び再生可能エネルギー産業の有識者を招き、台湾のエネルギー転換に関する政策及び課題に焦点を当てました。また、午後のセッション「金融革新と持続可能な発展」では、カーボントレーディング及びグリーンファイナンス商品に関する実務経験に焦点を当てました。最後のセッション「コーポレート・ガバナンスと持続可能な発展」では、企業の持続可能な発展における法令遵守リスク及び課題について論じ、企業界に対して具体的な法的見識及び対応策をご提供しました。

 

理律60年 台湾文明社会の推進者として

1965年の創立以来、当事務所は中華民国台湾地区の経済発展におけるあらゆる重要な段階に深く関与し、外国資本の進出を支援し、産業の成長を見届けてまいりました。また、法制度改革および法治構築においても、継続的に重要な役割を果たしてきました。
今回の60周年記念セミナーを通じて、当事務所は過去を振り返るとともに、「法律によって良き制度を推進する」という信念を示し、次の60年においても華人世界の法治に対し、先見的な思考と専門的な支援を提供し続けることを目指しております。

当事務所は今後も国際的な視野と地域実務を結びつけ、より多くの分野横断的な協力を推進し、持続可能な発展、公法と私法の交錯領域、知的財産権、コーポレート・ガバナンス、エネルギー転換およびグリーンファイナンス等の課題に関する法的実践を深化させてまいります。法律は単なる規範にとどまらず、社会文明の進歩を促す重要な原動力であると考えております。

經濟日報工商時報台灣醒報聯合新聞風傳媒民生頭條中央社等メディアにて報道されました。ありがとうございます。